◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━http://www.diversityjapan.jp
Diversity ＝ Energy for Community & Organisation
ダイバーシティ研究所◆メールマガジン Vol.01
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[2007．09]
こんにちは、ダイバーシティ研究所の田村です。
「人の多様性を『ちから』に変える組織・地域づくり」をめざして、
当研究所が稼動を始め、おかげさまで、早くも９ヶ月がたちました。
この間にも、企業のCSRへの取り組みの中では、特に、「ダイバーシティ
（人的多様性）」分野での取り組みの立ち遅れが目立つことが、はっきりと
してまいりました。
あらためて、「ダイバーシティ戦略」という考え方は、今後のCSRの軸に
なっていくということ、また、様々な社会的要請が強まる中で、地域の中堅・
中小企業での取り組みが進んでこそ、社会全体のＳＲが深まるということを
実感しています。
そんな、問題意識を元に、ただいま、『自社の強みを活かすCSRと
ダイバーシティ戦略』連続セミナーを開催しています。
私たちのお披露目のセミナーでもあります。ぜひ、お越しください！
◆トピックス◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1．[特別企画]
「自社の強みを活かすCSRとダイバーシティ戦略」連続セミナー
【第1回レポート】「今、なぜ、CSRとダイバーシティ戦略なのか？」
2．[セミナー案内]連続セミナー・第2回（10/3）
「女性活用とワークライフバランス支援で働きやすい職場を作る」
第3回「地域ぐるみでの協働で障害者の雇用創出に挑む！」 （10/17）
第4回「外国人労働者とCSR」 （10/31）
3．[協力事業]
あなたの一票が未来の企業を変える！CANPAN 第1回CSRプラス大賞
「CSRを頑張ってる」企業を応援するWEB投票実施中（9/14～9/30）
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
[特別企画]――――――――――――――――――――――――――――
１◆「自社の強みを活かすCSRとダイバーシティ戦略」連続セミナー
【第1回レポート】「今、なぜ、CSRとダイバーシティ戦略なのか？」
―――――――――――――――――――――――――――――――――
9月5日水曜日、ドーンセンター（大阪府女性総合センター）にて、中堅・中小
企業の経営者、担当者や、行政機関、NPO・NGO担当者の方など、約50名の
方にご参加いただきました。
* * * *
＜基調講演＞ 海野みづえさん/(株)創コンサルティング代表取締役
●CSRとは？
CSRとは、「社会と共生する」意思の実践である、と定義している。ただ、
CSRをコンプライアンスや不祥事対応だけで考えるとリスク管理的発想にな
ってしまう。CSRの考え方は、企業が持続可能ならいい というのではなく、
社会が持続可能性でないといけない。社会全体の持続可能性、共生の実践を
見ていく考え方である。
●ダイバーシティの推進について
ダイバーシティとは、人種、宗教、考え方、価値観、行動、人、性別、年齢、
障害の有無、兵役の有無等この世の中に存在する人々とその生き方の違い
（と類似性）について、レッテルや固定観念を取り払いお互いに認めあうこ
と。その中で、いかに調和の取れた社会を維持・継続していくかということ。
また、ダイバーシティには、属性の多様性と、働き方の多様性の二種類がある。
●ダイバーシティの成果は、長期的な視野から見るべき
ダイバーシティに取り組んだからといって、すぐ数字に、目に見える効果は
出にくい。でも、今着手しないと。中小から見ると大企業しかできないと思
いがちだが、経営そのものと捉えるべき。リスクからチャンスへの思考の切
り替え。同じコインをどう見るか。今までＣＳＲはあれやらなくちゃ…とい
う話だったが、そうではない。
* * * *
＜パネルディスカッション＞
家本賢太郎さん/(株)クララオンライン代表取締役社長
関原深さん/事業コンサルタント・海野みづえさん
(株)クララオンラインは、家本さんが車イス生活であった15歳の時に、名古
屋を拠点に立ち上げたITのレンタルサーバーの企業です。現在、70名の従業
員の半数が外国籍です。
●「まじめで仕事をしてくれる人が来てくれれば」
初めて外国人を雇用した時は、とにかくまじめに仕事をしてくれる人であれ
ばよい、という思いしかなかった。それが、5年後には、経営戦略としてど
んな人を採用したいかを考えるようになった。意欲があって、必要十分なコ
ミュニケーション能力があれば、国籍は関係ない。
私自身が車椅子の生活を経験した時期に、「人の価値」とは何かと考えた。
そして、人は外見では判断出来ないということに気付いた。当社には外国人
従業員だけでなく、障害者もいるので、車椅子用トイレのあるビルを探して
入居した。
●理屈抜きではじめたワークライフバランス支援
従業員の平均年齢は31歳なので、子育て世代は今後も増えてくると思う。
現在は、当社で6人目の男性が育休を取得している。また、「ワークライフバ
ランス＝育児支援」という、偏った従業員のイメージを変えるために、NPO
によるダイバーシティコンサルティングを試みた・・・（続く）
* 家本さんの事例の続きと、関原深さん（事業コンサルタント）による
「CSR・ダイバーシティ戦略」はブログにて公開中
http://blog.canpan.info/diversityjapan/
[セミナー案内]――――――――――――――――――――――――――
２◆「自社の強みを活かすCSRとダイバーシティ戦略連続セミナー」
【第2回】10/3（水） ・【第3回】10/17（水）・【第4回】10/31（水）
―――――――――――――――――――――――――――――――――
第2回目以降も、貴重な事例をお届けします。
ダイバーシティ戦略を体系的に学べるチャンスです！
【参加申込】http://www.diversityjapan.jp/seminar/2007d_seminar.html
[第2回（10/3）女性活用とワークライフバランス支援]
基調講演：荒金雅子さん/(株)クオリア 代表取締役
パネリスト：生駒京子さん/(株)プロアシスト代表取締役
パネリスト：人事ご担当者/クリロン化成(株)
[第3回（10/17）障害者の雇用創出]
基調講演：箕輪優子さん/横河電機(株)人財総務センター人財部
パネリスト：松上利男さん/(社福)北摂杉の子会常務理事・統括施設長
パネリスト：富田一幸さん/(株)ナイス代表取締役社長、エルチャレンジ
<大阪知的障害者雇用促進建物サービス事業協同組合>理事長
[第4回（10/31）外国人労働者とCSR]
基調講演：田村太郎/ダイバーシティ研究所代表
パネリスト：岩田則子さん/経済産業省中部経済産業局産業人材政策課長
パネリスト：林隆春さん/(株)アバンセコーポレーション代表取締役会長
パネリスト：井上洋さん/(社)日本経済団体連合会
産業第一本部長 兼 行革グループ長
【時 間】 （各回とも）13：30～16：30
【会 場】 ドーンセンター（大阪府女性総合センター）
http://www.dawncenter.or.jp/shisetsu/map.html
【対象者】 中堅・中小企業の経営者・担当者、NPO・NGO、行政機関担当者
【定 員】 100名
【参加費】 各回6,000円（学生・1回3000円)
[協力事業]――――――――――――――――――――――――――――
３◆あなたの一票が未来の企業を変える！CANPAN 第1回CSRプラス大賞
「CSRを頑張ってる」企業を応援するWEB投票実施中！
[主催]日本財団 http://blog.canpan.info/csr2007/
―――――――――――――――――――――――――――――――――
日本財団の運営する「CSRに取り組む企業を応援するWEBサイトCANPAN CSRプ
ラス」では、今年より、CSRを頑張っている企業をさらに応援するアワード、
「CSRプラス大賞」を開催することとなりました。
今回のアワードでは、サイト上のCSR情報データベースで総合点・各分野の
点数が高い15社と、全国6カ所の中間支援センターから推薦された18社の、
あわせて33社が投票の候補企業としてノミネートされています。この候補企
業の中から、日本初、市民の皆様からの投票で大賞を決定します。
地域や社会にとって有益なCSR活動を行っている企業を応援することが、企
業行動の変革につながります。 あなたの一票で未来の企業づくりに参加し
てみませんか？
[投票期間] 2007年9月14日(金)～30日(日) 23:59まで
[結果発表] 2007年11月9日(金) CANPAN 第1回CSRプラス大賞授賞式にて
[WEB投票の詳細・応募] 以下のURLをクリックしてご覧ください
http://canpan.info/unyo/csr2007.html?srmg=070914_2
* * *ダイバーシティ研究所はアワードの運営に協力しています。* * *
* * * *
※ご登録・ご解約はこちらのページから可能です。
http://www.diversityjapan.jp/mailmg.html
※ご意見・お問い合わせは、下記の連絡先までお寄せください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【ダイバーシティ研究所 メールマガジン】
発行日：不定期
発 行：ダイバーシティ研究所（DECO）
所在地：大阪市淀川区西中島4-6-19木川ビル5A
Tel 06-6390-7800／Fax 06-6390-7850
URL http://www.diversityjapan.jp
E-mail mail＠diversityjapan.jp
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆ |
